スーファミミニなどレトロゲームのミニシリーズが話題になってる裏で、Amazonでは怪しさ満点のあるジャンルが流行り始めているって知ってました?
シュミ ポータブルゲーム機 7インチのHD大画面 10000種ゲーム贈 NEOGEO/MD用互換機 多機能レトロゲーム機 [ゲームリスト英語版]
それが、格安の中華レトロゲーム機というガジェットです。
Nin1ゲーム機とか、中華エミュレーター機とかいろんな呼び名があります。
パンドラボックスというシリーズが有名みたいですが、TVに繋ぐタイプからポータブルタイプまで、凄まじい数の商品が見てとれますね。
お買い得商品!?
中華レトロゲーム機の最大の特徴は、その異常なまでの価格の安さです。
ファミコンミニなどメーカー純正レトロゲーム機の内蔵タイトルは20〜50程度。
それに比べて中華レトロゲーム機は、3000タイトルなど規模が違いすぎるんです!
2400in1パンドラボックス アーケードコントローラー筐体 クラシックゲーム基板 2プレーヤー
どう考えても明らかに安すぎますよねw
そう、ゲームの著作権料を払ってないことは誰の目にも明らかなんです。
つまり違法的に制作して販売してる可能性が高いってこと。
中国やタイなどで海賊版と呼ばれる映画のコピー品などを売っているのと同じですね。
でもAmazonが容認してるってことは何か抜け道があるのかな?って…
気になったので少し調べてみました。
古いゲームだから著作権が切れてるとか?
ゲームの歴史は結構古いもので、ファミコンが発売されてから既に35年近くが経っています。
著作権にも有効期限があるはずなので、もしかしたら古いゲームは切れてるのかも!?
その上で中華レトロゲーム機が著作権切れのゲームのみ収録してるなら合法なんじゃ…。
団体名義の著作物
1899年7月15日に施行された旧著作権法(明治32年法律第39号)では、公表後30年までと規定されていた。その後は、以下のような変遷をたどっている。
1967年7月27日 – 公表後32年に延長(昭和42年法律第87号、第3次暫定延長措置)
1969年12月8日 – 公表後33年に延長(昭和44年法律第82号、第4次暫定延長措置)
1971年1月1日 – 公表(または創作)後50年に延長(著作権法全面改正)
2018年12月30日 – 公表(または創作)後70年に延長(平成28年法律第108号、TPP11整備法)
出典:著作権の保護期間 – Wikipedia
著作物の有効期間はなんと公表後50年!
さらに2019年からは公表後70年になるようです。
これだとゲームに関しては著作権切れのタイトルはほぼ存在しないと言えそうです。
まぁ中華レトロゲーム機には明らかに新しめのタイトルも入っているので、この言い逃れは難しそうですねw
シュミ ポータブルゲーム機 14000in 1 Open Source Linuxシステム搭載 3.0インチ
買う側は著作権的にギリギリセーフとか?
販売側に違法性があるだけで買う側は私的利用の範囲なら許されるとか?
天下のAmazonで販売してる訳だし、可能性はあるかも…。
一昔前では露店などで売られているようないかにも怪しいものでしたが、近年ではインターネットオークションなどで正規品と偽って海賊盤が出品されているケースがあります。
このような違法な商品を購入した場合であっても、著作権法では購入者を罰するようにはなっていないため罪に問われることはありません。
たとえ海賊盤と知っていて購入しても…です。
出典:海賊盤の購入は違法? – これだけ知っとけ著作権講座
これは驚きの事実!
買うだけなら合法みたいです。
しかも海賊版だと知っていても許されるってのはかなり意外!
インターネットからダウンロードする場合は違法になるのに、買うなら許されるってのも不思議なルールですね。
誰もが海賊版を知ってしまう!?
この中華レトロゲーム機の何がヤバいって、自分から検索しなくても目に入ってくるって事です!
ネオジオミニなどの公式の商品ページを見ているだけで、
“この商品をチェックした人はこんな商品も…”という紹介から多数の中華ゲーム機が見てとれます。
その時にやっぱり人間ですから、色々と比較しちゃうんですよねw
それがもし細かいことを気にしない人だったら買ってしまうのかも。
しかも…お金を払って買っているという認識によって罪悪感なども無くなる、むしろ売る方が悪いとすら感じるのかもしれません。
いくら違法じゃないとしても、海賊版を買うことは著作権的に良くなさそうですよね。
ネオジオミニなど公式のレトロゲームを買おうとしてた人に、海賊版の選択肢を提示するのはマズいようなw
今までこういうグレーゾーンのものって、インターネットの地下に潜って初めて情報があるというようなハードルの高さがありました。
それがAmazonでこんなにおおっぴらに売っているというのは、ちょっとした恐怖を感じますねー。
人気の関連ページ!
コメント