なにこれ?デジカメ?
スマホに何かくっついてるみたいな?
これね…スマホにテレコンバージョンレンズを合体させたものなんだよ!
テレコン?合体?
…わくわく!
スマホ望遠カメラのズーム倍率をさらに高めたい
iPhoneなどスマホにズームレンズをつけてさらに遠くを撮りたい!そんな風に思ったことはありませんか?
僕のメインスマホであるGalaxy S23Ultraには光学10倍ズームが搭載されていて、普通に使うには十分すぎるズームなのですが…
これにテレコンバージョンレンズをつけたらもっと高倍率…怪物的なズームスマホになるんじゃね!?
そんな発想を実現したい!と…また実用性度外視な企画をスタートさせました!
いい感じのテレコンを探せ!
テレコンバージョンレンズとは…
カメラに装着することでより遠くを取れるようになるオプションレンズのことです。
今回は、S23Ultraの10倍ズームレンズに適したテレコンを探さなくてはなりません。
候補は2つ。
スマホ用のテレコン、か、デジカメ用のテレコンのどちらかです。
まずスマホ用のテレコンを試してみたのですが…
基本的にズームなしの広角レンズ向けに作られたものだと、10倍ズームレンズではうまく機能しないことが判明!
サイズ的な不安はあるものの、デジカメ用のテレコンを検証していくことに。
そもそもデジカメ用のテレコンって使えるの?
スマホの小さなカメラにデジカメ用のテレコンが使えるのか?という疑問はあったものの…
とりあえず試してみようとメルカリで探してみることに。
現行製品だとほとんどが一眼レフ用のテレコンとなり、サイズが大きすぎてしまう。
そこで、少し前のコンパクトデジカメ用のオプション製品を狙うことにしました。
幸いなことに、数年前の製品だからか相場が定価の30%ほどになっていました。
どうせならなるべく高倍率のものがいいなと探していくと…
SONYのサイバーショット用のオプション、VCL-DH2630という2.6倍のテレコンが見つかりました!
サイズが程よく小さめで、これならなんとかスマホにも合いそうな感じです。
これなら、10倍×2.6で26倍ズームになる計算です!
3Dプリンターでアダプターを作る
当然ですがコンデジ用のテレコンなので、そのままではS23 Ultraに装着することはできません。
こういう時に3Dプリンターのノウハウを持っていると非常に便利です!
まずfushion360で、スマホ本体に装着するアダプターをモデリングしていきます。
こんな感じで…
3Dプリンターでテレコン接続用のネジをモデリングすると精度に不安があったため、ステップアップリングをアダプター内側に入れて、挟み込む構造にしました。
試作段階のプリントで問題ないことを確認したら、細かいサイズのズレを修正した完成版を出力します。
10倍ズームレンズがテレコンの中心にくるように設計しています。
S23Ultra用テレコンの完成!
こちらが完成したS23Ultra用2.6倍テレコンになります!
装着するとこんな感じ
なんかデジカメっぽい印象になりましたね!
見た目を良くするために、カッティングプロッターを使ってカーボン調のカッティングシートを貼っています。
さて…気になるテレコンの性能は?
Galaxy S23Ultraでも問題なく機能したのか!?
コメント
コメント一覧 (1件)
これは凄いですねww 3Dプリンターフル活用ですね!
まずS23Ultraの10倍ズームレンズに適したテレコンを探すっていうのがよくわかりませんでしたw
3Dプリンターで自持ちのデバイスにぴったり装着できるのがすごいです!
スマホで月を取るとどうにもただの丸になってしまうので、度々ニュースになる月関連のニュースの時に
月が綺麗に取れたらこれは良いなと思います!