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M2 iPad ProでモバイルStable Diffusion!ローカルでAIを動かせるDraw Thingsアプリ!どこでも画像生成AIを使いたい

      2024/01/11

あんな
お絵描きAIを気軽にどこでも使いたいんですけど…やっぱグラボ付きノートPCしかないんですかね?
うらぎ
実は僕もそう思ってて、調べてみたら驚きの方法があったんだよ!
うらぎ
最新のM2 iPad Proなら、ローカル環境で快適に画像生成AIが動くんだ!
あんな
え!?iPadですか?本当にできるならめっちゃ手軽ですね!
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どこでも気軽に画像生成AIを使いたい!

以前、ノートPCでStable Diffusionを動かしたくてRTX3050Ti搭載のSurface Laptop Studioを購入した僕でしたが…

時代の流れは速いもので、今はもうiPad Proのローカル環境でStable Diffusionが動くようになってしまいました!


2022 Apple 11インチiPad Pro (Wi-Fi, 128GB) – スペースグレイ (第4世代)

つまり11インチ版なら500gほどのタブレットで、どこでも画像生成AIが使えてしまうということなんです。
現状、ほとんどのWindowsノートPCではできないことなので、これは本当に画期的。

Apple Pencilのホバーカーソル機能という念願の神機能も追加されたため、僕もiPad Proを買い換えました!

マリンブルーの純正スマートフォリオがめっちゃ良い色!
ただし快適な速度でAIを動かせるiPad Proは、最新のM2搭載モデルと、ひとつ前のM1搭載モデルだけなのでご注意ください。
このM2及びM1というCPUは、なんとMacbookに使われているものと同じもので、最新のAI性能を持っているんです!

A15BのiPad Mini 6や、新し目のiPhoneでも一応動くのですが、体感速度的には3倍くらい違うので快適とは言い難い感じになります。

ローカル環境でAIを動かせる Draw Things というアプリ

App StoreでイラストAIなどで検索すると、とてもたくさんのアプリが出てきます。
しかし実はこれらのほとんどが、ローカル環境ではなくサーバー上でAIを動かして、広告を見たら絵が表示されるという仕組みなんです。

つまりオンライン環境でしか使えず、Stable Diffusionの細かい設定変更などもできません。
なにより毎回短くはない広告表示を見せられるので、AIクリエイトの楽しさも半減してしまうというものです。

そんな中…あるんですよ。
完全なローカル環境で、広告なしで、しかも無料で使える最強のアプリが!

それが…Draw Thingsというアプリです。

設定項目もWindowsのStable Diffusionに近いものになっていて、とても実践的に画像生成AIが使えます

キャラのイラストを生成するなら、CKPTファイルを追加しよう

Draw Thingsと言うかStable Diffusionもなんですが、可愛いキャラを出すためには、ひと手間加える必要があります。

それは、画像の学習データであるCKPTファイルを追加すること。
Draw Thingsの最初に勝手にDLされるCKPTファイルは、ネット上の様々な画像を使っているため、実写寄りのタッチで画像が生成されてしまいます。

ただこのCKPTファイルに関しては、著作権的にグレーなので詳しいことは書けませんが…
Novel AI や Anything v4.5 という単語と CKPT でググってみてください。

上記のどちらかのCKPTを、iPad標準のファイルアプリを使って、Draw ThingsのDownloadフォルダにコピーして、
Draw Thingsの、Model欄のCustomizeから指定してやれば、世間で騒がれているような可愛いイラストAIが完成します!

M2 iPad Pro のAI生成における実測データ

気になるM2 iPad Pro 256GB版(メモリ8GB)のDraw things環境での生成スピードですが…

解像度512×512、サンプリング数20、での1枚生成されるおおよその実測時間は…

23秒前後です!

ちなみに、モバイルRTX3050Ti搭載のSurface Laptop Studioは15秒前後でしたので…
8秒ほどしか差が無いという、iPadProのモバイル性から考えたら驚異的な速さで生成できています。

補足として、M2 iPad Proの1TB版と2TB版は、メモリーが倍の16GBになっているのでさらに高速な可能性があります。


Apple iPad Pro 2022 11インチ (第4世代) Wi-Fi 1TB シルバー

この23秒前後というのがいかに凄いかと言うと…
A15BのiPad mini6では、75秒前後もかかってしまうんです。
これは、CPUがM1になる前のiPad Pro 11などでも同じくらいの時間がかかるということになります。

生成解像度を上げられるの?

さらに驚いたのが、生成解像度についてです!
RTX3050TiのSurface Laptop Studioでは、解像度を640×640に上げるとエラーで生成できなかったんですが…

M2 iPad Proでは、640×640でも問題なく生成できてしまいました!

メモリは8GBなので決して余裕がある訳ではないと思うのですが、iPadOSかDrawThingsアプリの効率がいいんでしょうね。
 
 
現状、画像の連続生成ができなかったり、Seed値を毎回タップしないといけないなど不便な点もありますが、いずれ改善されると思います。

もし、画像生成AIのためだけにグラボ搭載のWindows機を買おうとしてる人がいたら、M2 iPad Proも候補に考えてみるといいかもしれないです!

どこにでも気軽に持ち運べるiPad Pro 11で、このパフォーマンスは本当に感動しますよ!

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