Novel AIやStable Diffusionを使う上で一番の問題になってくること。
それは“手の描写がまだまだ甘い”ということだと思います!
せっかくいい感じに出力されたのに手だけが変になってしまう。
Novel AIを使うと、この現象が非常に多くおきてしまいます。
もし自分が絵を描ける人なら手だけ加筆修正すればいいんですが…
絵をあまり描かない人にとっては手を自分で修正して描くのはとても難しいと思います。
そこで!
絵を描かない人でも”気に入った出力画像の手だけを治せる方法”をお伝えしていきますね!
大前提として作画ミス対策のネガティブプロンプトを入れる
Stable Diffusionを使っている方は、下記のネガティブプロンプトを入れることである程度の作画ミスを防げます。
“bad anatomy, bad hands, error, missing fingers”
実はNovel AIは、初期状態で上記のネガティブプロンプトが適応されています。
だからNovel AIは高品質なイラストを生成できると話題になった訳ですね。
変になってしまった手の部分のみをもう一度AIに描かせる
変になってしまった手を誰でも簡単に直す方法。
それは…手の部分だけをもう一度お絵描きAIに描かせる!という考え方です。
具体的には、気に入った出力画像に適当に加筆してimg2imgをして再出力するというプロセスになります。
このイラスト、一見いい感じに見えますが…
“親指が変になってる”
“人差し指が変な所から生えてる”
“薬指と小指が一体化している”
という作画ミスがありますね。
今回はこれを直してみようと思います!
手の部分を、めちゃ適当でいいから加筆修正をする
Novel AIの場合は edit image という機能を使えばブラウザ上でそのまま加筆できます。
Stable Diffusionの場合は、クリップスタジオや、Windowsならペイント、スマホなら適当なフリーのお絵描きアプリで開きます。
ここに適当でいいので、それっぽく手のシルエットを描きます。
こんな感じで、今回はたったの4ストロークしか加筆していません。
コツとしては、周りからスポイトした色を使うことくらいですね。
もし全くどう描いていいかわからない場合は、グーグル画像検索で”手 デッサン”などを参照するのもありかなと思いますが…
実はこの加筆段階は、マジで適当でも何とかなりますので大丈夫です。
img2imgでガチャ戦法を行う
適当な加筆をした絵ができたら“img2img機能”で取り込みます。
この時、重要になるのが“strengthの値”です。
この値が低ければ低いほど、元の絵が残ります。
strengthを低めの”0.1~0.3″くらいで好みに調整します。
後はたくさん画像生成するつもりで、いい感じのものが出るのを待ちます。
最終的に”ガチャ式”でいいものを選ぶため、手の修正はめちゃ適当でも大丈夫という訳ですね!
そうするとこんな感じで…
最初とほぼ同じ印象ながら、書き加えた手の部分だけが違うイラストが生成されます。
その中から、破綻の少ないものを選ぶという訳ですね!
この4枚で言うと…
上2つは中指の描写が少しミスしています。
左下は小指が大きすぎますね。
右下のは結構いい感じです、許容範囲の仕上がりかと!
最初と比べたら雲泥の差で手が綺麗になりました!
これが…
適当加筆+img2imgによる手の修正の仕方になります。
MSI GeForce RTX 3060 AERO ITX 12G OC グラフィックスボード VD7870
もっと複雑な手の形の場合は?
今回は単純な形だったため、加筆も簡単でした。
けど指が絡み合う構図とか、どう加筆していいかわからない場合も多いです。
そういう時は…
加筆をより適当に、ガチャを回す回数を増やしましょうw
そして、加筆が適当になるほど、strengthの値を高くするイメージで調整します。
要するに、複雑さに合わせて、加筆とガチャの比率を変えるってイメージですね!
加筆が適当になるほど、ガチャ回数が増えるので大変になりますが、いつかはいい感じのが出てきます!
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