僕はこれまで、オリジナルキャラのために、AIを使ったキャラ固定を目指して頑張ってきました。
img2img、Seed値、3DCGの利用、LoRA学習の利用、など。
でも実は途中から薄々と気が付いていたんです…。
今のやり方は、根底の考え方が間違っているから苦労しているんだと。
そして…これからオリジナルキャラをAIで運用していこうと思っているみんなに伝えたいこと。
それは、たったひとつのシンプルなことです。
AIを前提にしたキャラクターデザインをするべき
イラストAIによる創作キャラクターの運用を、各段に効率的にできるコンセプトとは?
それは…キャラクターデザインそのものに、画像生成AIを前提にする考え方を盛り込むことなんです!
僕がAIによるキャラ固定に苦労した原因は…
先にキャラクターデザインが決まっているキャラをAIで再現しようとしたからなんですね。
どういうことか?
独自のデザインが散りばめられているキャラクターはAI生成に全く向かない。
というシンプルな理由になります。
そして目指すべきは…
AI画像生成に向いているキャラデザを最初からするべき、という事ですね!
AI生成に向いているキャラデザとは?
実は現状の画像生成AIは、学習していない概念を生成できないんです。
つまり、独自性のあるデザインや装飾は綺麗に描くことができない。
さらには、立体的な形状の学習がとても苦手なんですね。
となると、AI生成に向いているキャラクターデザインも自然に見えてきますよね。
そうです…既存の概念の組み合わせによってデザインすればいい訳です。
例えば…
眼鏡+ヘッドホン+猫耳+セーラー服
プロンプトだと… “glasses” “headphone” “cat ear” “sailor costume”
さらに…髪を青色のツインテール、うさ耳に変更して、眼鏡は外してみましょう!
“blue hair” “rabbit ear” “school girl”
どうでしょうか?
こんな感じで、既存の概念の組み合わせだけでも、キャラクターデザインとして成立するんですよ!
とにかく、形状が既存の概念の中に含まれていることが重要になります。
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僕みたいに、独自の形状デザインをキャラデザしてしまうと、労力は何倍も必要になってしまうんです。
独自のデザインがあるキャラデザのせいでかなり苦労しています…
このブログのヒロインの夢咲あんなちゃんですが…
一見すれば女子高生キャラなのに、ネクタイ部分のSF的なデザインや、4点ボタンが簡単には生成できません。
本当にこの程度のオリジナル性でも、現状のAIだとプロンプト指定での再現はぼ不可能なんですよ。
だからこそ僕は、3DCGから崩れた部分を移植するimg2imgによるキャラ固定を研究したりしていました。
この記事を見ている方へ、もし既にキャラデザを終えているキャラでAI運用をしたいなら…
そのキャラデザから独自の形状やデザインを排除して、既存の概念を追加するようにリファインすることがお勧めです!
これからの時代、AIで破綻なく簡単に生成できるキャラデザか…そうでないか、の価値の違いは想像以上になる可能性かあります!
ほとんどが既存の概念なら、Novel AIなどでプロンプト指定した生成画像にわずかな修正を加えてキャラ絵を完成させられます。
僕もこれに関して非常に迷ったんですが、手描きで描いたイラストや3DCGまで作ってしまったため、労力的に変更不能になってしまいましたw
特にこのブログのマスコットキャラである、ジュラビーにおいては”独自デザインの集合体”なため、AIでのキャラ固定はほぼ不可能だと感じています。
たのシェアのマスコットキャラ “ジュラビー”
まぁこういった悩みもAIの進化スピードを見ていると、数年したら解決しそうな気もしますが…
とりあえず現状はそんな感じですね!
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