この世界のストレスや苦しみの元凶とは!?理不尽を受け入れて幸せになる!

うらぎ
理不尽って何でこんなにも苦しいのか…本当に…障害さえなければ…。
あんな
障害のことは…もう考えてもどうしようもないんですから…今できることを楽しみましょうよ!
うらぎ
うん…それはわかってるんだけどね…。
ゆうり
あんた馬鹿?わかってるのに怒ったり悲しんだりして…無駄に消耗してるって訳?
うらぎ
なっ…人間なんですから感情は出ちゃいますよ!
ゆうり
ごめんごめん…でも不可抗力って言うのはね、そうやって永久に消耗を繰り返してしまうの。
うらぎ
そうなんです…どうにかしたいと思えば思うほど…苦しみが増していくんです…。
ゆうり
でもね…事故や病気だけじゃなく、ちょっとしたコンプレックスだって不可抗力なんだよ。
うらぎ
コンプレックスも…ってことはつまり…苦しんでるのは僕だけじゃない!?
ゆうり
そう…この世界は誰もがストレスを避けられない。しかも、さらに恐ろしい不可抗力があってね…

この記事はこちらの記事からの続きになります。

目次

勝手に始まった「不可抗力による苦しみ」

僕に降りかかった障害は、自分ではどうしようもなく勝手に起こりました。
原因は先天性の異常という、自分では関与できない、生まれる前から決まっていたもの。

自分では決められない、変えられない、制御できないもの、それを不可抗力と言います。
生まれつき与えられる能力の違い、病気や事故など。

自分は悪くないのに勝手に苦しみが始まって、それをどうにもできない圧倒的な理不尽さ。
だから…納得できない、悔しい、悲しい、など様々な感情が混ざった最悪の苦しみをもたらします。

でも実は、不可抗力って様々な形で存在していて、日常的な悩みの中にも混ざっているんです。
苦手なことやちょっとしたコンプレックスも不可抗力なので、ほとんどの人がこの理不尽さを感じています。

あんな
私、背が低いことにずっと悩んでたんですけど、それも不可抗力なんですね。

不可抗力がもたらす苦しみの底無し沼

不可抗力とは自分では変えられないこと。
なのに僕たち人間は、それをどうにかしようとしてしまう。
それによって起きるのが消耗です。

不可抗力による被害や悩みが大きければ大きいほど、何とかしたいと考えたり、行動してしまいます。
結果は何も変わらず、エネルギー、時間、心、など様々なものを消耗してしまう。

自分でどうにかしたいと思えば思うほど、理不尽さを感じて苦しみが増してしまうという悪循環。

さらに…悩みの原因が不可抗力であると気づいていない場合、本当に恐ろしいことが起きます。

不可抗力の消耗を、人生単位で永久に繰り返してしまうんです。

それによって、生きることの効率が大幅に落ちてしまいます。
要領が悪い、何をやっても不器用、とか感じる人は、コンプレックスへの消耗が原因になっているかもしれません。

何も悩みがない人に比べて、無駄にエネルギーや時間を消耗するシステムを持ってしまっている、という恐ろしさ。
そう…不可抗力に悩んで生きていると、人生そのものがうまく行かなくなる原因を作ってしまうんです。

あんな
不可抗力…まさに…苦しみの底無し沼…エネルギーのブラックホール!
うらぎ
悪循環になるから抜け出せずどんどん落ちていってしまうという恐ろしさ…。

そして、この世界にはもうひとつ…多大なストレスをもたらす不可抗力があるんです。

それは…他人です!

他人という不可抗力

生まれつきのコンプレックスなどは、絶対に自分の力が届かないことでした。
でも、他人に関しては自分の力が届くこともある、という違いがあります。

仲のいい友達なら、何かを頼めばやってくれることの方が多いですよね。
だから他人は、完全な不可抗力ではありません。

でも実は…中途半端な不可抗力であることが、逆にストレスを増大させてしまうんです!

その理由は、基本的には自分の思い通りになることで「期待」という前提を持ってしまうことにあります。
期待するから、自分の思い通りにならなかった時に、裏切られたと感じて、苦しみやストレスが倍増してしまうんです。

自分と合わないな…と感じる人と会話していて、
「何でわかってくれないんだ!」って思ったことはありませんか?
これはまさに、不可抗力への消耗そのもの、自分の力が届かない他人だからです。

上司などに自分は悪くないのに怒られて、
「今の自分は悪くないでしょ!?」って強いストレスを感じることはありませんか?
これはまさに、不可抗力による理不尽そのものなんです。

そして…現代社会において、他人との関わりを断つことはほぼ出来ません。
社会で何かをやろうとしたら、必ず他人と接しなければならない。

この世界には、自分では制御できないもの、不可抗力なものが溢れている。
ストレスや消耗を避けられない、苦しみに満ちた世界という認めたくない事実…。

でも安心してください!
この一見すると絶望的な事実こそが、逆にストレスのない世界への扉になっているんです!

学校で一番最初に教えるべき「幸せになれる考え方」

この世界には不可抗力が溢れている、それらに消耗してはいけない。

だから、不可抗力のことは一切どうこうしようとせずに、あるがままを受け入れる。

消耗を避けた余裕のあるエネルギーは全て、自分のやりたいことに注ぐ。

不可抗力に消耗してる他の人に比べて、格段に効率良く人生を豊かにできると認識する。

これを、出来るだけの範囲でいいから、意識して実行していきましょう!

うらぎ
この考え方は、アドラー心理学の”課題の分離”という学びによって気づきました。僕が最も衝撃を受けた考え方です!
ゆうり
でも実は、紀元前ギリシアの”ストア派哲学”からある考え方で、多くの人を苦しみから救ってきている考え方なの。

あるがままを受け入れて生きる

重要なのは…
苦しみが溢れている世界だと認識することが、苦しみを減らして楽しい世界に変えられる。
という認識を持つことです。

これは、ポジティブの押し売りをしているような世間を疑って、真実を認識することでもあります。
ネガティブな事実を受け入れるからこそ、幸せな未来が見えてくるんです!

そう…”あるがまま”を全て受け入れて生きること。
その感覚を自然体として持つことを目指していきたい。

極論を言えば、仕事や住居を変えて他人から離れて、自分だけで仕事をすればストレスは大幅に減らせます。
けど、そんなことをできる人は殆どいないと思います。
それにそこまでしてしまうと、他人との交流から生まれる様々な可能性を無くしてしまいます。

だから、まずは心の中だけでもいい、と考えることが重要です。

コンプレックスから劣等感を感じた時…
他人からストレスを感じた時…

心の中で「これは不可抗力だから一切考えない!消耗しない!」と呪文のように唱えるんです。

「考えてもどうにもならないからスルーするんだ!そういうものだと受け入れるんだ!」って。

ただ、いざストレスを感じた時にやってみると、これが本当に難しい!
人間がいかに感情に支配されているかを痛感してしまうほどに…。

例えば僕の場合、手の障害を完全に受け入れたかったんですが、どうしてもできなかったんです。

どれだけ「消耗しない!」と考えても「悔しい」「悲しい」などの感情が溢れてきてしまいました。

この時はまだ気づいていなかったんですが…
実は人間には…あるがままを受け入れられない、とても大きな理由があったんです!

全てを受け入れられず悩み続けてた僕でしたが、このことに気づいた時は本当に嬉しかった。

それはまた次回、人間の生きる意味について、で語っていきます!

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