この記事はこちらの記事からの続きになります。
障害を受け入れて自分らしさを取り戻す
「自分らしく生きるために、お絵かきという個性を取り戻す!」
そう決意して、左手の練習をした先に待っていたのは想定外の理不尽でした。
右手に続いて、左手にまでも親指の痛みが発生してしまったんです。
しかし僕は、深く落ち込みはしたものの…以前のように絶望はしませんでした。
あるがままを受け入れるという考え方によって、心が支えられているという実感。
自分に起きたことが不可抗力であることを認識し、振り返らず前だけを見ることができたんです!
そうやって僕は左手の親指を使わないペンの持ち方をすぐに練習し始めることができたんです。
そんな一連の体験に少し成長を感じたのも束の間、また問題が発生しました。
付け焼刃である左手描きの限界
数年かけて、ようやく落描きくらいなら描けるようになった左手描き。
僕はその左手で、新しくオリジナルキャラクターを描き始めました。
そこで僕は、2つの大きな問題にぶつかりました。
線がどうしても綺麗に描けない、という問題。
かなりの遅筆になってしまう、という問題。
この2つの問題をどう解決するか?
もし以前の僕なら、後3年かけて練習するという方法をとっていたと思います。
確かにあと3年練習すればこれらの問題は解決できるかもしれません。
今の自分の力で挑戦することの価値
今の僕にとって一番重要なのは、できない自分もあるがまま受け入れて生きること、なんです。
それは、完璧主義や他人本位といった悪癖を捨て去ること。
他人の目を気にして、もう3年練習してから出発するのでは全く意味が無い。
だから今の左手描きで、ありのまま活動を始めることのみが前進なんです!
今の左手描きで、どうやったらブログで新キャラを使っていけるか?
様々な方法を考えて、実践していきました。
線が描けないなら点で描けばいい!
右手なら当たり前に出来ていた、長い線で絵を描くということが本当に難しい。
長い線を描こうとすると、思ったようなコントロールができない。
線のコントロールを意識すると、線がブレて汚くなってしまう。
僕はこのジレンマにずっと悩み続けていました。
いろいろ試行錯誤していると…あることに気づきました。
短い線ならブレないでコントロールできる?
なら…短い線を繋いでいけば…
そんな発想で…すごく特殊な描き方にたどり着きました。
短い線をひたすらに繋いで描いていく、点線で絵を描くようなスタイル。
これなら時間はかかるものの…稚拙な左手でも描きたい絵が描けるんです!
これは本当にあるがままを受け入れた描き方だと思います!
少しでも他人と比べてしまえば、効率と見た目の悪さにやる気を無くしてしまう。
でも僕にはもう迷いはありません、できることをやるのみという気持ちです。
それによって浮かび上がってきた、遅筆になってしまうという問題はどうするのかと言うと…
ほぼベタ塗りで完成としてしまう決意!
僕は絵描きを目指していた時、色塗りにもこだわりを持っていました。
メインの色と影になる部分の色をずらすことで、塗りに深みを出すことを意識したり。
でも今回、僕は大きな決断をしました。
ほぼベタ塗りで完成としてしまおう!
影を塗らないので、アニメ塗りよりもさらに手抜きの画風です。
右側が全盛期に描いたジュラビー、完璧主義がにじみ出たような画風で、時間も凄くかかっています。
左側が今回、左手で描いたジュラビー、デザインをより可愛く簡略化し、ほぼベタ塗り仕上げになっています。
これは昔のこだわりを捨てることであり、
自分を変えたいという目的のための、わかりやすい決断でもありました。
でも本当に、それくらい割り切らないと遅すぎて使えなかったのが実情なんです。
心配していたのは簡易塗りによるキャラクターの印象だったんですが…
実際に完成してみると、そこまでは悪くないかな?って感じで一安心しました。
実は、この簡易塗り画風には、もうひとつ大きな利点があるんです。
それは、気楽に新しい絵を追加していけるという精神的な楽しさ。
以前の描き込んだジュラビーは、大変過ぎて1ポーズ描くのが限界でした。
でも新しい簡易塗りスタイルなら、こうやって沢山のポーズを描いていけるという訳です!
もし左手描きが速くなれば、どんどん表情やポーズを追加していけるという夢があるんです。
自己表現できる楽しさ
線が汚くても…
塗りが手抜きでも…
出来上がるイラストは個性に満ち溢れている。
完成した新しいキャラクターをブログに乗せてみると、驚くほど印象が変わりました。
自分の体験を伝える記事では、キャラクターの会話によって臨場感を高めてくれます。
雑多な記事に検索エンジンから来てくれた人には、筆者が絵を描いていることが一目で伝わります。
もしキャラ絵に興味を持ってくれて、自己紹介を読んでくれれば想いを伝えられる。
他人に承認してもらうのではなく、自己表現が楽しい!という価値を、自分で作る幸せ。
それが僕が目指している自分本位な生き方です。
お絵かきなど、クリエイトすることはまさにこれを体現できる最高の方法なんです。
全力でお絵描きを楽しみたい
僕は今、お絵描きする時に…
右手の親指先端持ち
右手の人差し指と中指と薬指持ち
左手の親指先端持ち
左手の人差し指と中指と薬指持ち
という4つの持ち方をローテーションさせて描いています。
右手はすぐに痛みが出るので、左手が主力なんですが、結局は左手も痛くなるという。
でも…僕にとって少しの痛みはもう友達みたいなものなんですね。
そして不思議なことに、こんな難儀な方法でも慣れてくると凄く楽しいんです!
iPadとApplePencilを持って、大好きな喫茶店でお絵かきする、ブログを描く。
何にも縛られず、自分を表現してマイペースに生きていく。
僕はもう、本当にこれがしたかったんです!
そんな小さな幸せがある生き方を、もっと追求していきたい。
いつか…大きな夢にたどり着ける日を目指して。
そう…自分の好きなことをやるためには、ひとつ避けて通れない問題がありますよね。
それは…お金の問題です。
次回は、僕が直近のお金の問題をどう解決したのか!?に迫ります!
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