今の生き方は望んだものですか?
「こんな人生望んでないけど…しょうがないし…。」
「苦しい毎日だけど…頑張れば何とかなるから…。」
そんな…妥協した気持ち。
無理すれば何とかなる程度のつらさ。
我慢できるからと言って、自分を犠牲に頑張りすぎていませんか?
ずっと変えたいと思いながらも変えられず、ズルズルと生きてしまっていませんか?
僕たち人間には自由意志があって、10年、20年、30年と…何でも選ぶ権利があったはず。
それなのに、今、自分が望んだ生き方をしていないとしたら、おかしいと思いませんか?
そうだとしても安心してください、実はそうなってしまうのが普通なんです。
人間には自分で人生を選べなくなってしまう、いくつもの巧妙な罠が仕掛けられているんです!
義務教育からのレールに乗せられて洗脳される
日本人なら誰もが、義務教育から始まる人生のレールに従って生きていますよね?
小中学校に通って、受験して、就職して…という生き方。
でも実はこの人生のレールこそが、僕たちの自由を奪っている犯人なんです!
何も知らない子供の頃から、こうやって生きるんだよ、と選べる選択肢を減らされてしまう。
テストや受験によって周りの人と競い合う…他人本意な生き方を定着させられ…
劣等感というトラウマを作りながら…強力すぎる同調圧力にひれ伏しながら生きていく。
成長するにつれてどんどん増えていく固定観念、社会常識。
見栄やプライドに束縛されていたら…社会によって人生を奪われてしまいかねません。
そうやって…本当は無限にあるはずの選択肢が見えなくなる、心の自由を失ってしまうんです。
そして致命的なのは、生き方は自分で選ぶものではないという感覚が当たり前になってしまうということ!
周りの人と同じように生きなければいけない…そんな選択肢の限定を無意識にしてしまいます。
これはまさに、生き方とは選ぶのではなく与えられるものだ、という洗脳だと思います。
心理的な盲点”スコトーマ”
僕には…理不尽な障害によって、社会のレールから脱落した過去があります。
「どれだけ無理してでも、みんなと同じ生き方をしなきゃ…。」
「社会で一人前になれない人に存在価値なんてない!」
そんな気持ちに苛まれ続け…どうしていいかわからないまま数年もの時間を浪費してしまいました。
この時、僕には社会のレールという前提を疑うって発想が一切ありませんでした。
実は人間には、その時に知っている選択肢以外に気づけなくなってしまう心理的な盲点があるんです。
それをスコトーマと言います!
僕はこのスコトーマによって、固定観念に支配されて苦しみ続けていたという訳ですね。
このスコトーマがいかに恐ろしいか分かりやすい例があります。
それは…日本における若者の死因の1位が自殺であるという事実。
なんで死ぬ前にブラックな会社を辞めて逃げないのか?
誰もが思うであろう疑問ですよね。
でも…これこそがスコトーマによる最悪のパターンなんです。
社会で生きる選択肢しかない、と思い込んでいる。
普通の人生が送れないなら、幸せには絶対になれない、と思い込んでいる。
だから、それが満たせないなら死ぬしかない!と自殺してしまうんだと思います。
スコトーマによって僕たち人間は…
大人になるまでに作られた、固定観念の中で生きるようになってしまうという訳です。
スコトーマが出来てしまう理由
この厄介なスコトーマという心の盲点はなぜできてしまうんでしょうか?
それは単純に、選択肢を限定することが非常に効率的になるからです。
知らないことを始めるよりも、詳しいことだけを繰り返している方が圧倒的に生産性が高まります。
その結果、より品質の高い活動ができれば社会から承認され、より存在価値を感じられる訳です。
もっと言えば、太古の時代の先祖たちまで遡ると…
知らないことをやるリスクは、命を失うかもしれないほどの重大なリスクでした。
選択肢を知っていることだけに限定することは、生き延びるための戦略でもあったんですね。
さらに…僕たち人間の根底に、生きている理由や存在価値を求める本能があることも影響しています。
固定観念とは、自分が生きてきた経験の集大成とも言えます。
だからその固定観念に従って行動するってことは、
=自分を肯定することであり、快感や楽しさ…幸せそのものに繋がるんです。
そう…実はスコトーマとは、人間が進化して手に入れた優秀な本能なんですね。
でも…だからこそ、このスコトーマの外側の選択肢には気づけない!
あまりにも根源的な部分にある人間の習性だからこそ、見えなくなってしまうんです。
固定観念を否定することは、自分の存在価値を否定することにもなる、非常に選びにくいことでもあります。
だから、先ほどの例で言うと…
会社を辞めて自尊心やプライドを犠牲にするくらいなら、死んだ方が遥かにマシだ!と感じてしまう訳です。
現状を正当化してしまう”確証バイアス”
それでも生きていたら、スコトーマに隠された情報が目に入ってくることは当然あるはず…。
テレビやネットなど、様々なメディアによって情報が溢れている現代では特にそうですよね。
実はこの時にも「自分が一番正しい」という人間の本能が邪魔をしてしまうんです!
それは…自分が知っている事と知らない事を、フラットな目線で評価することができないという性質。
自分が知っている事をかなり優遇するように補正、バイアスをかけてしまう働き。
これを”確証バイアス”と言います。
この確証バイアスによって、自分がやってきたことを正当化してしまう。
新しい情報に対しては「選択肢としては考えられない」という感覚を持ってしまいます。
スコトーマに隠された情報が見えてはいるのですが、本質的には見えていないのと変わらない。
つまり、気づけても選べない…そこまでを含めてスコトーマだと言えるのかもしれません。
偶然による生まれの環境や能力や性格、そこから始まる教育と社会のレール。
そこで偶然体験してきた固定観念、を自分として優遇してしまう確証バイアス。
もし…知っている事より知らない事の方が優秀で価値があったとしたら…
スコトーマと確証バイアスによって、苦しい人生を自分で選んでしまう、という訳です!
今が少し苦しいとしても、心の底では「それでいいや…」と現状を選択してしまう。
この仕組みこそが、良くない現状を変えられずズルズルと生きてしまう理由なんです。
失敗や挫折が価値ある宝物になる!?
苦しい人生でも変えられず苦しみ続けてしまう人間心理。
この恐ろしいスコトーマや確証バイアスを無くせるたった1つの方法。
それは…失敗や挫折をすること!
僕は15年前に挫折した時、様々な固定観念に縛られて苦しみましたものの…
それまでの自分の考えを疑い、たくさんの本を読んで乗り越えることができました。
これは僕が、自殺を考えるくらい苦しめられたから、に他なりません。
そう…人間の本能は、自分の存在が脅かされた時に初めて自分を疑えるようにできているんです。
大きな失敗をした時だけ…自分の行動や考え方を、本気で反省することができる。
自分の存在価値を否定してでも…変わらなきゃ!と思うことができる。
それだけが…根深く染み込んでいる固定観念を消し去れる方法。
だから失敗や挫折は、人生において光り輝く宝物になりうるんです。
そして失敗することの価値に気づけたとき、新しいことに挑戦することの最強さにも気づけます。
そう…苦しい人生を変えるための挑戦をすることには…リスクなんて無いんです!
失敗すればするほど、この世界の本質に気づいていくことができる。
僕はこういった考え方を学んでいくうちに、あの苦しかった挫折も…体験して良かったんじゃないか?って思えてきています。
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