この記事は、こちらの記事からの続きになります!
期待と不安で迎えた専門医の診察
待ちに待った運命の日、僕はドキドキして全く寝れませんでした。
無理もない、おおよそ全ての運命を託すであろう審判の日な訳ですから。
高速バスで片道3時間ほどかけて、予約してた病院に向かいました。
診察が始まり、今までの経緯や、右手の親指と人差し指が痛いという症状を伝えると、
医師はすぐに、
「右肘を見せてください」と言いました。
え?肘?
指先が痛いのに肘ですか?
僕はそう思いました。
けどそれこそが、今まで痛みの原因が全くわからなかった理由でした!
なんと僕は、手ではなく、肘に先天性の異常があったのです。
10年以上経っても消えることのない手術跡が痛々しいです…。
外範肘と呼ばれるもので、
普通の人は腕を伸ばしきったたときに、わずかに5度くらい肘で角度がつくものなのですが、
僕の場合、なんとその角度が「約30度」もあったのです!
その異常すぎる右肘の角度は、右手に繋がる神経を圧迫し続けていたそうです。
そのときまでの約20年という期間を耐え続けた右腕の神経は、限界まで磨耗しているような状況でした。
神経へのダメージ蓄積が一線を越えたこと、それが異常すぎる痛みを引き起こしていました。
自分の体にそんな異常があったなんてショックでしたが、
それよりも数ヶ月間悩んでいたことが解決できた!という感覚の方が大きかったです。
このときは嬉しいというよりも、ただひたすら大きな安堵感を感じました。
「これで…やっと前に進める!」
原因が分かったことで気力が沸いた
それまで様々な病院をハシゴしたにも関わらず、
「指の症状」と「肘の形状」の関連性を指摘してくれた医師は誰一人として存在しませんでした。
それなのに、この医師は最速で僕の命題を解決してくれました。
「この先生なら信頼できる!」
そう確信するのに十分な説得力を一瞬で体感できたんです。
僕の症状を改善するためには、手術は避けられないと言われましたが、
このとき、僕に手術への迷いは一切ありませんでした。
手術による恐怖よりも、原因がわかったことによる安堵や治療への期待の方が遥かに大きかったからです。
「もしかしたらこれでまたイラストレーターを目指せるかも」
そんな淡い期待を持って、ここから僕は治療に望んでいくことになります。
続きはこちらになります。
コメント