全てを失った悪夢から…新しい夢への再出発![自己紹介P1]
2021/04/17

特大コンプレックス
あなたには…コンプレックスはありますか?
実は…僕は手に障害を持っています。
と言っても、障害者認定はされないレベルの”小さな障害”です。
でもその小さな障害が、人生に与えたダメージは凄まじいほどに大きなものでした。
その小さな障害はいつしか…僕の中で”特大コンプレックス”に変わってしまったんです。
全ては…いくつもの最悪が重なって全てを奪われることになった…ひとつの理不尽から始まりました。
夢、心、若さ…全てを奪われた悲劇。
子供の頃から絵が好きだった僕は、いつしか「イラストレーターになりたい!」という夢を持つようになりました。
絵描きを目指していた時に描いたイラスト
絵に人生をかけるつもりで頑張って、時期的にもう後戻りできないって時に、その理不尽は起きたんです。
それは、絵描きにとっての命である右手を、不可抗力によって壊されてしまうという悪夢。
突如、日常生活が送れなくなる程の激痛が右手を襲いました。
病院を何箇所周っても、原因はわからないと言われた絶望。
身を粉にしてなんとか原因を突き止め、手術に全てをかけることに。
人生をかけた大きな期待、藁にもすがる一筋の希望。
しかしなんと…その希望は無残にも打ち砕かれてしまいます。
2段階の絶望で、僕の心は…完全に折れて…真っ黒に染まってしまった。
しかも、美術大学の3年生という最悪のタイミングで起こったことで、僕は人生そのものを失いかける程の絶望を味わうことになってしまいます。
思い返すと今でも胸が苦しくなるほどのつらい記憶です。
詳しい成り行きはこちらの記事(挫折体験Part1〜)から読めます。
命を繋ぎ止めたのはなんと「臆病すぎる性格」
人生を壊滅させられた、悪夢のような現実。
今にも崩れそうな心は「死にたい」という気持ちに支配されかけていました。
でも僕は意外にも…自分の欠点だと思っていた性格に命を救われたんです!
不安や恐怖がとても強く、何をするにも調べてからじゃないと行動できない。
…そんな臆病すぎる性格。
それがこの時だけは、心が弱さが…味方になってくれたんです。
でも…生きることは、それ以上に絶対無理だって感じてしまうほどでした。
生きるために課せられたのは、それまで培ってきたもの全てを諦める、という涙ながらの決断。
それを受け入れるには、根本的な考え方を変えるしかありませんでした。
“普通”を奪われたことによる、凄まじい劣等感…そして、将来への絶望…
存在価値を失い自尊心はボロボロ、人生の脱落者としてただ生きてるだけの状態でした。
僕は生きる希望になってくれる何かを…先人や偉人の知恵に求めました。
それはまるで…新しくゲームを始めるときに攻略サイトを調べてから望む姿勢と同じように。
幸せになるための”気づき”
がむしゃらになって本を読み、この世界の本質にひとつ…またひとつと気づいては感動する毎日。
次第に…先人や偉人たちの言葉は、僕の心にポッカリとあいた穴を埋めていきました。
物理的には何も変わっていないはずなのに、どんどん苦しみが減っていく。
その不思議な魔法に驚き、感動し…僕は少しづつ立ち直っていきました。
その中心になった“革命的な気づき”
それは…
“全ての生命は、それぞれが全く違って生まれてくる”
誰にでも、平均に満たない部分があるのが当たり前…
にも拘わらず…
“社会は、みんなが同じ生き方・価値観を目指すように作られてる”
学歴、就職、結婚、地位、世間体…
そんな、根源的な部分に”大きな矛盾”があるという気づきです。
コンプレックスとは、まさにこの矛盾・ひずみによって生じた苦しみなんです。
自分ではどうしようもない”生まれつきのこと”や、
”自分と他人の違い“を苦しく感じてしまう。
果たして、悪いのはコンプレックスを持ってしまった僕たちでしょうか?
いえ…コンプレックスを苦しく感じてしまう社会がおかしいんです!
社会の常識とは義務(ルール)ではなく、選択肢(チョイス)なんです!
僕たちは、考え方・生き方を自由に選ぶことができます。
そして重要なのは、楽しく生きられる考え方を身につけることです。
具体的には、見栄やプライド、孤独の不安、などへの対策。
実はこれらが…世間の同調圧力にひれ伏してしまう元凶なんですね。
僕は挫折した当時、”普通であることを奪われた“って苦しみ続けました。
けど…”普通の生き方“なんて言葉があってはいけないんですよ!
人それぞれ価値観や考え方が違う方が自然であり、普通とは単に多数派であるというだけなんです。
決して、少数派だからって悪い訳ではない、苦しまなければいけない理由なんて無いんです!
そうして…偉人や先人たちの知恵によって命を救われた僕でしたが…
しかし、同時に恐ろしいこと…この世界の闇の部分に気づいてしまったんです。
今の社会は設計に無理があって、誰もがコンプレックスに苦しんでしまう。
と言うことは…苦しんでいるのは僕だけじゃない、人間なら誰しもが苦しむ世界なんだ…という事実。
僕は挫折したことで、考え方を変えるきっかけを手に入れられたけど…
ほとんどの人は…気づくきっかけが無いまま大人になってしまう。
でももし…この考え方を多くの人に伝えられたなら…同じように苦しむ仲間たちを救えるかもしれない!
そんな使命感のように直感したやりたいこと…そして新しい夢!
それは…僕の体験や学んだことを発信する、ブログを作るプロジェクト!
見えてきた、希望に繋がる”新しい生き方の選択肢“。
それは…社会という選択肢ではなく、自分に合った生き方を選ぶことの実践です。
突き抜けるほど楽しくて、とても自然な”あるがまま”の人生です。
キャラクターを個性にした自分メディア「たのシェア」
自分が体験したこと、学んできた考え方を多くの人に伝えたい。
絵描きになる夢と一緒に潰えてしまった、個性や自分らしさを取り戻したい。
そんな2つの想いで始めたのがこのブログ「たのシェア」です。
オリジナルキャラクターをデザインして、僕に興味を持ってもらえれば、伝えられる確率が高まるはず。
ブログ開設時に後遺症のある右手だけでキャラ絵を描いたんですが、断続的な痛みにもう2度と絵は描かない!と自分の殻に閉じこもってしまいました。
生きる意味を失ったかのように過ぎていった数年間もの無機質な時間。
けど実は、下を向きながらもまた人生について考えて、自分の結論を模索し続けていました。
やっと見つけた…生きる意味!
そして30歳を過ぎて出した自分なりの結論。
左手で絵を描けるように練習する!
この決意は、想像以上に頑張らないと実現できないのは分かっていたんですが…
まさかの事態が起きて…途中で折れそうにもなって…
気づいたら、奇抜でエキセントリックな描き方にたどり着いていました。
詳細はこちらの記事(自己紹介Part6〜)へどうぞ!
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