神は越えられない試練を…平気で与える!?

あんな
それだけ頑張ったんだから…もちろん治ったんですよね?
ハッピーエンドですよね?
うらぎ
普通そう思うよね…。
死ぬ気で頑張ったら報われるって…。
うらぎ
でもね…現実って冷徹で過酷なんだ…。
残念だけど…ハッピーエンドにはならなかったよ…。
ゆうり
あんたね…まだ人生の途中でしょ?
ハッピーエンドの続編をあんたが作ればいいじゃない!
ゆうり
人生ってね、誰もが脚本家に…監督になれるの。
うらぎ
僕が…続編を…ハッピーエンドを作る!?

この記事はこちらからの続きになります。

目次

痛みの原因を突き止めろ!

死にたくない…負けたくない…!

僕は、若さ故の生存本能に突き動かされるように…
右手の痛みの原因を見つけようと奔走し続けました。

“運が悪かった”
ただそれだけのことに…人生を奪われてたまるものか!

行ける範囲の病院が駄目なら…もうどこにでも行ってやる!

僕は血眼になりながら、インターネットでできる限りの情報を集めました。
謎の痛みの原因を突き止めてくれそうな専門医を求めて。

そして…ついに見つけたのは…
遥か遠方の”手の神経に精通した専門医”でした。

これは、本当の意味での最後の可能性だと感じました。
手の痛みは徐々に悪化していて、耐えられなくなるのは時間の問題だったからです。

とても有名な病院だったので、予約が取れるのは数ヶ月先だと言われてしまいました。

けれども僕はすごく嬉しかったんです、生きるための望み…一筋の光が見えたことが。

もしかするとこの時もう、自分の中で”自殺するしか無いのかな”と覚悟をしていたのかもしれません。

まさかの意外すぎる…痛みの原因

そして…運命の診断日
大きすぎる期待と不安に押し潰されそうになりながら、その時を待っていました。

診察が始まり、今までの経緯や、右手の親指と人差し指が痛いという症状を伝えると、

医師はすぐに「右肘を見せてください」と言いました。

え?肘ですか?

うらぎ
指先が痛いのに肘に原因があるんですか!?

僕はそう思いました。

けどそれこそが、今まで痛みの原因が全くわからなかった理由だったんです!

なんと僕は、手ではなく、肘に先天性の異常があったのです。
腕から手に通っている神経が、肘で圧迫されて損傷しているという診断でした。

治す方法は手術をするしかないと断言されてしまったんですが…
僕に迷いは全くありませんでした。

どれだけ怖かろうとも…どれだけリスクがあろうとも…
僕が生きていける可能性は…もうそれしか無かったからです。

それまで当たり前だと思っていた”何気ない普通の日常”
それがいかに尊くて有り難いものだったのか…無くしたことで気がついたんです。

“日常”を…”普通”を…どうしても取り戻したかった。
普通を奪われた劣等感が、耐えられないほどに苦しいものだったから。

絶対に治ると信じて疑わなかった

僕はこの時…

神からの理不尽すぎる試練を…ギリギリで乗り越られた!
そう信じて疑いませんでした。

手術さえ受ければ、痛みは必ず治ると確信していました。

しかしなんと…
その希望は無残にも打ち砕かれてしまうんです…

結局…手術から数年が経過した時点でも、手の痛みが無くなることはありませんでした。

でも…どうしても納得できなくて…
フリーのイラストレーターとして仕事を受けてみて、それで駄目なら諦めようと決意しました。

フリーのイラストレーターとして立ち上げたウェブサイト

手術によって痛みは減ったから、無理すれば頑張れると思っていたんです。
けど…仕事をすればするほど痛みは増していき、結局耐えられないほどに逆戻り。

長めに取っていた納期すらも守れず、クライアント様に迷惑をかけることになってしまいました。

生まれ持ったエネルギーを搾りきって頑張った、にも関わらず…報われなかった。

映画ならハッピーエンドになるしかない展開なのに…。
現実はあまりにも…過酷だったんです。

うらぎ
努力すれば報われる…
心のどこかでそう信じてたのに…

それ以上に”運”だけで決まってしまう世界。

神様は…いない。

死ぬよりも苦しい”生”

ずっと張り詰めていたものが切れて…
首にセットされていたギロチンが作動したかのように…

深すぎる絶望で、僕の心は…完全に折れて…真っ黒に染まってしまった。

尋常ではないほどの精神的なダメージによって…

僕は、手の障害どころか…
“一人の人間であることそのもの”が崩壊してしまいました。

ジュラビー
僕たちの心… そんなに強くないもんね…

この理不尽によって…心が完全に砕け散ってしまった僕は…

あまりにも強い希死念慮、自殺したいという衝動に支配されてしまいます。

社会のレールから脱落し、真っ暗な世界でただ生きていたような無機質な毎日…。

 

うらぎ
ここから僕は…”想定外のもの”に命を救われます。

死を覚悟してもなお…生まれ持った運命には逆らえなかったんです。

生きるための希望

降りかかった不幸を呪うように…
「もう二度と絵は描かない」と自分の殻に閉じこもってしまいました。

なあなあの生き方、不完全燃焼な毎日。

次第に積もっていった気持ち、抑えきれない想い。

このままじゃ…最後に後悔する…

もう一度絵が描きたい…もっと自分らしく生きたい!

自分が体験したこと、学んできた考え方を多くの人に伝えたい。
絵描きになる夢と一緒に潰えてしまった、個性や自分らしさを取り戻したい。

そんな2つの想いで始めたのがこのブログ「たのシェア」です。

このプロジェクトは…もし挫折していなかったら、逆にできなかったことなんです!
それは…間違いなく”今の自分の肯定”になります。

だからこそ…“やりたいこと”は”生きる希望”になってくれるんです。

自分のために生きる決意で、人生をリセットすれば…
恥ずかしくて選べなかった無限の選択肢が選べるようになる。

社会のレールから外れることは、決して不幸なことではありません。
社会から、争いから離れること…その本質は”究極の自由という幸せ”なんです。

ゆるく生きる…何にも縛られないゆるく自由な幸せ。

あんな
たくさんの”幸せの原石”を見つけたんですね…!

挫折体験のさらに詳細な記事はこちらから!

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