楽しむために絵を描いていたはずなのに、何故か楽しくない…
これは、長く絵を続けている人なら必ずと言っていいほど感じたことがある現象だと思います。
僕も何度そのスランプに陥ったことか…って言うくらい繰り返してきました。
そして、お絵描きに対する様々な取り組み方をしてきた末に、この問題の大きな原因を見出すことができました。
それは遅筆であること、もしくは、品質を求めすぎて遅筆になってしまっていることです!
絵が全く完成できない!
ひとつの絵が完成してないのに、また別の絵が描きたくなる。
僕を苦しめたこの感情、その原因は遅筆によるものでした。
描くのが遅い僕がさらに綺麗に描こうとすることで、凄まじく時間がかかりすぎてしまうことによる必然の感情。
決して、飽きやすい性格だからとかでは無く、あまりに完成できなくて辛くなってしまっていたのです。
↑遅筆を対策した描き方による「オリキャラを描いてみた」を挟んでいきます!
絵を描く根本のやる気が出なくなる
自分が遅筆であることに気づかずに活動を続けると、感情の負の連鎖がどんどん起きてしまいます。
お絵描きのモチベーションの源は、完成した絵を公開することで周りが反応してくれること、が基本になってきます。
それが遅筆で完成できない悪循環にハマると、そのご褒美が貰えないのに頑張らなければいけないという矛盾がおきてしまいます。
これはもう物理的に無理がある状態なので潰れてしまうのは明白です。
僕は性格的に、無駄に完璧主義なのに優柔不断という、上記のパターンにハマる典型なので本当に苦労しましたw
↑好き放題にざくざく描いていきます
遅筆すぎて絵を楽しめなくなっていた過去
僕には真剣にイラストレーターを目指していた時期があります。
その当時はプロを目指す意識から、品質を妥協するという簡単な対策が使えなかったため、本当に苦しみ続けていました。
一番ひどい時は1枚の絵に半年もの時間をかけましたw
しかし、それよって得られたものは特に無かったんですよね(^o^;)
しいて言うなら、時間をかけることで見かけ上だけの上手さを作ることには何の意味もないな、という教訓を得られたことくらいです。
結局僕は、苦しんで描き続けてプロを目指すか、お絵描きを楽しむための人生を取るか、の2択で後者を選びました。
お絵描きにおける遅筆であることが、本当に最悪の概念だってもっと早く気付きたかった。
もし気付けていたら、描き方を矯正・改善しながらプロを目指すことも出来たのかもな〜と思っています。
だから、これを読んだ方には僕みたいになって欲しくない!と強く思っています。
参考にしてもらえれば嬉しいです。
そんな僕ですが、今はお絵描きを本当に楽しむ!という想いで、絵の描き方の大幅な変更に取り組んでいます。
↑描き込みたい部分だけ、描き込みます!
線を綺麗に描きたくなる症候群
無駄に完璧主義な性格によって、線画のわずかなズレが気になって修正を繰り返してしまう。
特にデジタル環境では1ドット単位で完璧を求めて時間をかけてた時期もありました(^o^;)
さすがにこれではいけない、と考察を重ねて行き着いたのが…
線画をなくしてしまえばいい!という根底を覆すような考え方です。
言い方を変えると、線ではなく面で考えるということ、下描きをしないことでもあります。
綺麗な線画を描こうとする、きっちりとしたお絵描きのシステムそのものが問題になってるんじゃ?
僕は遅筆の最大の要因をそう推測しました。
↑このブログのオリキャラ、ジュラビーも線画から立ち上げていました。
さらに白黒段階で影つけ→色塗りと工程を踏んでいたため、かなり時間がかかりましたねw
僕の性格だと、線画という工程があるかぎり絶対に時間がかかってしまうんですよね。
だからフルデジタル描きへの移行をきっかけに、描き方を大きく変えようと決意した訳です。
線画から描かないことで、全体に対する描き込みの感覚もかなり適当寄りにすることができます。
バランスを確認した後に、手を抜くかどうかを決められるって本当に大きいんです!
お絵描きがめちゃくちゃ楽しくなった
↑このくらいで完成としてしまう!圧倒的に仕上げない決意!
「落描きってこんなに楽しかったんだ!」
子供のころに夢中で絵を描いてた頃の感情が蘇るようでした。
そう、お絵描きに対する考え方や描き方を大きく変えたことで、僕のお絵描きライフは確実に良くなったんです!
でも、線で書かずに面で描くスタイルに変えるというのは、僕が選んだ単なる一例に過ぎません。
僕が言いたいことは、特定の方法の指定ではありません。
絵を描くことに時間がかかりすぎているなら、考え方を変えれば幸せになれる!
これです!このシンプルなことが本当に重要。
綺麗じゃなくてもいい、上手くなくてもいい。
楽しければ何でもいいとすら考えてしまいましょう!
何のために絵を描いているのか?を再確認する
「絵を描いている理由って何ですか?」て聞かれたときに何て答えますか。
今の僕は、間違いなく「楽しむため」って答えることができます。
誰かのために描くのではなく、自分が楽しむために描く。
そう考えることができれば、自然と遅筆は改善されていくはずです。
好きなものを描く楽しさを、いいリズムで積み重ねていく。
そんなお絵描きライフを目指していきましょう!
もし本当に絵の技術を追求しているという場合は、この記事に書いたことは参考にならないと思います。
でもほんの少しでも、絵を楽しみたいのに楽しめない、と感じているなら、もっと自由になって欲しいのです!
評価されるために綺麗に仕上げたい?あの人より良い絵を描かないといけない?そんなこと忘れて楽しみましょう!
僕も自分にそうやって言い聞かせ続けています。
お絵描きの持つ、その圧倒的な楽しさをもう絶対に離したくないからです!
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