みなさん、落書きライフを楽しんでいますか?
デジタルお絵描き界に革命を巻き起こしたApple Pencilが登場してから3年ほどが経ちましたね。
僕もすっかり超お気に入りになってiPad Pro+Apple Pencilでの落書きを楽しんでいます!
でも実は僕、もともとはWacomの液晶ペンタブレットCintiqを4世代ほど買い換えて使ってきた、結構なWacom信者だったんですよ。
そんな僕がこの3年間でwacomの液晶ペンタブとの違いを感じたことをコラム的に書いていこうかな〜と思います!
Apple Pencil登場時の最速「手のひら返し」エピソード
2016年頃、世間でApple Pencilが凄い凄いと騒がれ始めた時のことです。
ずっとWacomの液晶ペンタブCintiqを愛用してきた故に、流石に王者Wacomには敵わないだろうという余裕のような気持ちがありました。
そう確信していたくらい、Cintiqは快適で、楽しく使えていたんですが…
いとも簡単に起こった下克上
今までずっと使ってきたWacomへの絶対的な信頼感から、Apple Pencilには正直そこまで期待してなかったんですよね。
それがApple Pencilを使った瞬間に、本気でWacomの先行きを心配してしまったんですよ(^_^;)
なんというか、どれだけWacomに愛着があろうとも、言い訳できないレベルの差を瞬時に確信してしまったと言うか。
これはもう、競う感じじゃなくて明らかに超えてるんだけど…という素直な心境に悲しくなりつつも…
「ありえない!凄すぎんだけどApple Pencil!」と一瞬にしてひれ伏してしまいました。
普通は何世代か経て起こるはずの事がいとも簡単に…。
楽しくなってしまうくらいの大きな衝撃でしたねw
とまぁ、僕が考えていた範疇を軽々と超えてきたApple Pencilの凄まじいインパクトは本当にやばかったです。
アナログ的な使用感をデジタルで実現しているという革命
Apple Pencilの何がそんな凄かったのか?を簡単に説明します!
現実世界で紙と鉛筆で絵を描くとき「紙と鉛筆が接触した場所が物理的に黒くなる」ってごくごく当たり前のことですよね?
でも、実はこの当たり前のことってApple Pencil以前のデジタルペンの世界では実現できていなかったことなんです!
↑Wacomの液晶ペンタブCintiq Companionのカーソル表示
それまでのWacomの液晶ペンタブ(Cintiq)の感覚は間違いなくデジタル的であり、ペンが画面と接触したと認識される位置が1mm程ずれる場所があることが当たり前という暗黙の了解がありました。
そんな妥協した前提を当たり前とした上ですらWacomのCintiqシリーズは評価され、多くのクリエイターにとって必須のものになっていました。
それがApple Pencilはペンが画面に触れた位置がそのまま認識されるという根幹を覆すようなことを実現してきたのです!
Apple Pencilは触れた場所の検出を物理的な仕組みで行なっている感覚で、Wacomのように位置ズレが大きい小さいという概念はなく、位置ズレが起きる要因がないって言うことなんですよね。
これこそが、僕がApple Pencilを使って感じた最大の驚きでした。
標準でペン先のカーソル表示がないという驚愕の仕様
2016年頃までのWacomの液晶ペンタブ(Cintiq)は、画面端に近づくと認識位置のズレがひどくなる仕様、というか欠点もありました。
↑画面端はこれくらいズレます
だから、画面に表示されたカーソルを見て脳内でズレを補正しながら絵を描いていくのが当たり前でした。
それがApple Pencilを使って衝撃だったのが・・
カーソルの表示がない!のです。
これにはマジで度肝抜かれましたねw
僕みたいにWacomの液晶ペンタブレット使ってきた人からすると、カーソルが見えないと不安という謎の心理が生まれるほどでした。
でもちょっと使ってみてすぐにAppleの思惑を理解できたんです。
ペン先と認識位置が全くずれないからカーソルの必要がないという設計思想。
これにはかなり感動しました、これはもう紙と鉛筆じゃんか!と。
そしてカーソルが表示されないApple Pencilに慣れてしまうと快適なこと快適なこと。
今まで無意識でやってたペン先とカーソルのずれを補正しなくていいことのストレスの無さ!
もうApple Pencilに一生ついていきます!ってその時使ってた22インチのCintiqを光速で売却してしまった程ですw
液晶ペンタブレットの価格水準を大きく下げてくれた
僕が学生の頃、液晶ペンタブレットと言えばWacomのCintiqしか選択肢が無くて、一式揃えようとしたら30万円くらいの大金が必要というとても敷居の高いものでした。
だから多くの人がIntuosという板タブレットを使って我慢していたものです。
それがApplePencilが登場してから本当に大きく変わりました。
特にエントリー機のiPadでもApplePencilが使えるようになったことで、5万円程度で機能的に十分過ぎるデジタルお絵描き環境が手に入るようになりました。
このことはデジタルお絵描きを始める金銭的な敷居を桁外れに下げてくれる大きな革命です。
個人的には13インチのiPadProを選ぶことの機能的なメリットはそこまでないと感じていますので、最安のiPad +初代Apple Pencilのコストパフォーマンスの高さは圧倒的すぎると思いますね。
Apple PencilはWacomを使ってきた人こそ最も感動できる
技術の進歩を体験していくことって、とても楽しいですよね。
ゲームで言うならファミコンからスーファミ、スーファミからプレステ、その大きな進化を体感すること。
僕はここ数年間、デジタルペンというセクターにおける歴史的な進化を身をもって体感できたと思います。
Apple Pencilがもたらしてくれた凄まじい驚きこそ、僕がガジェットに求めている醍醐味なのかもしれませんね。
そういう意味ではApple Pencilで初めてデジタルペンに触る人よりも、Wacomの液晶ペンタブCintiqを使ってきた人こそ、Apple Pencilを最も楽しめるんじゃないのかなと感じています。
Apple Pencil 2が出た時も、小さな衝撃が走るような感動を味わえました!
今後もこういった革命的ガジェットがたくさん出てくると思うと、未来は魅力に溢れている!って嬉しくなってきちゃいますね~。
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